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知事選関連ネットニュースその4

★★2006年知事選がらみ情報

★★康夫ちゃん・長野県政関連日記

★★知事選関連ネットニュースその1

★★知事選関連ネットニュースその2

★★知事選関連ネットニュースその3

★★県議会議員メンバー

★★百条委員会関連情報

★★覚え書き その1

★★覚え書き その2

★★覚え書き その3

★★覚え書き その4

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★★田口・永井両氏 離脱へ 県会 県民協働・無所属ネット

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8月20日(日)
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田口・永井両氏 離脱へ 県会 県民協働・無所属ネット
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 6日の知事選で落選した現職田中康夫氏を支援した県議の田口哲男(松本市)、永井
一雄(須坂市・上高井郡)両氏は、所属する県会会派の県民協働・無所属ネット(6
人)から離脱する意向を固め、19日、長野市内で開いた団会議で宮沢宗弘代表に伝えた。

 同会派は知事選で、両氏以外の4人が、当選した前自民党衆院議員の新人村井仁氏を
支援した。取材に対し、田口氏は「(県民協働・無所属ネットは)社民党的な会派なの
に、4人が自民党的な県政になる恐れがある村井氏を支援したのはおかしい」、永井
氏は「支持者から、方針が違うのに会派にいるのはおかしいとの指摘があった。知事選
が終わったので出直したい」と述べた。

 両氏は同会派離脱後、無所属となるか、他の会派に移るかは未定としている。田中知
事与党的会派のあおぞら(北山早苗代表、3人)、トライアルしなの(島田基正代表、
2人)との連携について、田口氏は「考えないことはない」、永井氏も「離脱がはっき
りすれば声がかかると思う。それから検討する」としている。

 宮沢代表は「慰留を求めたが、意思は固い」としている。両氏の離脱により、県民協
働・無所属ネットは交渉会派の資格(6人以上)を失い、代表質問や各派交渉会への参
加ができなくなる。



★★経営戦略局を見直し 知事初当選の村井氏会見
(信濃毎日新聞)

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8月7日(月)
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経営戦略局を見直し 知事初当選の村井氏会見
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 知事選から一夜明けた7日午前、初当選した前自民党衆院議員の村井仁氏(69)と、
落選した田中康夫知事(50)はそれぞれ長野市内で記者会見した。村井氏は田中知事
が県の中枢組織として設けた「県経営戦略局」が「極度に肥大化している」と指摘し、
組織を見直す考えを表明。8月末まで任期を残す田中知事は、県立高校の統廃合に当た
り県会の同意を得る議案の提出と、浅川(長野市-上高井郡小布施町)のダム代替案づ
くりを凍結し、9月1日に就任する村井氏に判断を委ねる考えを示した。

 村井氏は長野市内の後援会事務所で記者会見し、県経営戦略局について、知事直属の
組織として肥大化していると指摘。「すべてが知事の決断に委ねられる形になっている。
改めなければいけない」と見直す意向を明言した。

 ダム建設計画が中止された浅川の治水対策に関しては、「知見を蓄積している人の知
恵を総合的に勘案し、判断していく」としたが、「『脱ダム』宣言は周辺住民に満足感
を与えるものか」とも述べ、県が策定中の河川整備計画の実現性には疑問を示した。

 また、田中知事が就任後に設置した県庁1階のガラス張り知事室については「田中県
政の象徴であったことは認めるが、視覚的な透明性を意味しているだけだ。職務にいい
環境とは思わない。入るつもりはない」、県庁や現地機関で県職員が来庁者を案内する
「お尋ねコンシェルジュ」も「案内人がいなければいけないほど難しい県庁か。理解の
外だ」と指摘し、いずれも廃止する考えを示した。

 職員人事については、「あるべき人があるべき場所に座るようにできるだけ早く持っ
ていく」とした一方、幹部の起用に関しては「(職員を)良く知らないので分からない」
と述べるにとどめた。

 選挙戦中から「田中県政の評価できる点」と述べていた「車座集会」については「発
言が自由ではなかったと聞くが、手法は決して悪くない。私に投票してくれなかった批
判的な方から意見をうかがいたい」として、あらためて前向きな姿勢を示した。


★★複雑…消えるガラス張り知事室 村井氏が廃止を表明
(信濃毎日新聞)

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8月7日(月)
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複雑…消えるガラス張り知事室 村井氏が廃止を表明
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 知事選で初当選した村井さんが、7日の記者会見で廃止を表明した県庁1階の知事室。
この日も朝から県内外の人たちが訪れ、「田中県政の象徴」とも言われるガラス張りの
部屋をそれぞれの思いで見つめていた。

 夫とともに知事室前に立った長野市の女性(69)は、村井さんの当選で「ガラス張
り知事室がなくなると思って見に来た」。田中さんが幹部と打ち合わせをする室内をの
ぞき込み、「県政は混乱していたと思う。村井さんは議会のいいなりにならなければい
いが」と話し、県庁を後にした。

 埼玉県富士見市の男性(60)も「ガラス張り知事室がなくなるのではと思い、見て
おきたくて」と同日朝、急いで妻と車でやって来たという。「時代の要請の象徴だった
のでしょう」と、しみじみと眺めていた。

 県職員の女性は「県民と知事の距離を縮めるのに役立っていたのは間違いない。無理
に廃止しなくても…」と遠巻きに見ていた。



★★「改革後戻りさせぬ」握手攻め村井さん、表情は硬く
(信濃毎日新聞)

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8月7日(月)
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「改革後戻りさせぬ」握手攻め村井さん、表情は硬く
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 「若い人も、この地に生きて良かったと思える県にする」。6日投開票の知事選。初
当選した新人の村井仁さん(69)は日焼けした顔で口元を引き締め「そのための捨て
石になれれば」と決意を述べた。県内の民選知事で初の現職落選となった田中康夫さん
(50)は「人に仕える知事として働く場を与えていただいたことに感謝する」と頭を
下げた。4年前、圧倒的な支持を得た田中さんだが、「劇場型」手法への批判などから
支持を大きく減らした。村井さんを支持した有権者からは「停滞している県政の立て直
しを」との期待と同時に「さまざまな立場の人の意見に耳を傾けて」と注文も出た。

 村井さんの支持者たちは、長野市内のホテル大広間に集まり開票結果を待った。午
後9時21分、SBCテレビの信毎開票速報が村井さんの当選確実を伝えると、詰め掛
けた300人ほどの支持者から一斉に、「おー」「万歳」の掛け声と拍手がわき起こった。

 「よかった」「やったぞ」と握手を交わす支持者たち。午後9時半すぎ、濃紺のスー
ツにストライプのネクタイを締めた村井さんが会場に姿を見せると、支持者は総立ちに
なって、ひときわ大きな拍手で迎えた。

 通路を歩む村井さんに握手の手が次々伸びる。しかし、村井さんに笑顔はなく、緊張
にこわばった表情だ。

 「県内を歩いて、混乱と疲弊を見た。本当に責任の重さを、あらためて実感している」。
あいさつの間も表情は崩れない。報道各社のインタビューの最後に、どんな県にしてい
きたいかを問われ「県の宝は人。若い人を含め、この地に生きて良かったと思える県に
したい」と言ったとき初めて表情がゆるみ、花束を受け取ると笑顔になった。

 現職以外の候補擁立を模索した「輝く明日の長野県を考える会」(代表世話人・近藤
光連合長野会長ら)から出馬要請を受けた日、「まさか自分に降ってくるとは」と周囲
に漏らしていた村井さん。しかし、立候補を決意してからは「対話と実行」を重視した。

 7月30日。長野市篠ノ井の夏祭りで街頭活動した際、座り込んでいた女性(40)
の言葉に足を止めた。「厳しい生活をしている人の話も聞いてほしい」。村井さんも腰
をかがめ耳を傾けた。女性は数分間、強い口調で母子家庭の子育ての厳しさを訴えた。
村井さんも母子家庭で育った。「みなさんの声を聞いていく」と答え、翌日の演説から、
福祉の充実にかける思いに時間を割いた。

 一方、衆院議員を6期務め、元国家公安委員長兼防災担当相という肩書に、「国と
のパイプ役」を期待する県民も少なくなかった。

 7月29日午前7時半、下伊那郡平谷村の役場前には人口の約1割に当たる60人ほ
どが、村井さんの話を聞きに集まった。「仲間うちでは、小さい村が生き残っていく
ためには公共事業への投資がもう少しほしいと話している」と60代女性は話した。

 ただ、田中さんの進めてきた県政改革の方向は、今回の選挙でも多くの支持を集めた。
その声をどう受けとめていくか。村井さんは「改革を後戻りさせない」「(田中さ
んに)求めた理念を、私も大事にしていく」と話した。

     ◇

 村井さんは午後11時時すぎ、松本市筑摩にある事務所に入り、廊下まであふれた
4、500人の支持者に「ムライ」コールで迎えられた。村井さんは終始控えめな笑顔
で、「今はまず、みなさんのお話を精いっぱい聴きたい。田中さんが得た53万票に
込められたメッセージを理解し、配慮する」。支持者からは「本当の改革をしてくれ」
との激励が続き、最後は万歳三唱で祝った。



★★田中氏、「昔に戻る」涙通じず 長野知事選
2006年08月07日09時53分


 田中康夫・長野県知事が県庁を去る。6日投開票された長野県知事選は、自身も気づ
かぬ間に進んでいた「田中離れ」を浮き彫りにした。「脱ダム宣言」をはじめとする施
策を打ち出して話題を集め、県議会など保守陣営との対決姿勢を鮮明にしてきた6年間。
対立候補にダブルスコアで圧勝する人気を見せつけた4年前の知事選の面影は、そこに
なかった。

 自信と不安。その間で揺れた選挙戦だった。

 「おかしいな。相手の政策に中身がないのに、こんな結果が出るのか」

 7月31日、各報道機関の情勢調査で「接戦」が伝えられると、田中氏は首をかしげた。

 告示直後の23日、長野市の浅川ダム周辺のミニ集会に予想以上の約180人が
集まった。工事を中止した「脱ダム宣言」象徴の地域。手応えを感じた矢先だっただけ
に信じられなかった。

 遊説は29日から始めた。相次いだ水害の対応に追われ、被災地域救援にめどがたつ
まで控えたからだ。8日間で県内81の全市町村を回り、約6000キロを駆け抜けた。

 「一部の人たちの都合や利益に左右されない社会をつくろう」「ぐぐっと身近になっ
た県政。あの頃に戻ったらもったいない」。6年間の財政再建や福祉の実績をあげ、対
立候補の村井仁氏が当選すれば、県庁出身の知事が2代続いた昔に戻ってしまうと強調した。

 選挙戦最終日の5日、松本から長野に移動する電車の中で、「遊説した印象は前2回
の選挙と同じ」と自信を見せた。山村では「待っていたよ」と家から出てくるおばあさ
んがいる。既存の組織に支えられない高齢者や30~40代の期待を感じた。

 だが、情勢調査の「負」のデータが頭から離れなかったのも事実だ。

 5日夕。白いミニバンで遊説をする田中氏が突然、涙声になった。長野市内の公営住
宅に差しかかったときだった。

 ベランダからお年寄りや若い夫婦が手を振ってくれている。遊んでいた女の子数人が
駆け寄ってきた。それを目にした途端、「あすは私たちの未来を決める日です」という
言葉に詰まった。

 長野市は田中氏が弱い地域。午後1時すぎに入って以来、沿道での遊説に反応する人
がほとんどいなかった。その遊説も終わり間近。聴いてくれる人たちがいる。感きわ
まったのだ。

 この日は夏祭りが開かれていた同市内の繁華街を夜まで歩いた。若者たちと握手し、
記念写真にも応じた。それがどのぐらい票に結びつくのかはわからなかった。

 田中氏は巧みな演説や直接対話で県民を引きつけてきた。6年の実績が問われる、初
めての守りの選挙は、「批判する田中康夫が最も批判しなかった選挙」になった。

 6日朝、田中氏は淡々としていた。「私はお雇い外国人のようなもの。改革をめざす
者を排除し、ダムをつくって財政破綻(はたん)するのを県民が選ぶなら仕方がない」










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